欧州のさらに多くの国がアストラゼネカワクチンの使用を停止

ベネズエラは、オックスフォード大学と英国とスウェーデンの製薬会社アストラゼネカが共同開発した新型コロナウイルスワクチンの使用を許可しないと発表した。

ロイター通信によると、デルシー・ロドリゲス副大統領は、政府の決定について不特定の「患者への影響」を挙げた。

シュパーン氏は「今日の決定は純粋に予防的なものだ」と述べ、ドイツ当局は欧州規制当局とワクチンデータを精査すると付け加えた。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領も、少なくとも火曜日の午後まではワクチンの配布を停止すると述べた。

同氏は、アストラゼネカ製ワクチンの「われわれの欧州政策にも準拠し、予防措置としてワクチン接種を一時停止する決定を下した」としながらも、EUの医薬品規制当局から好意的な指導があれば接種はすぐに再開される可能性があると述べた。

月曜日に訴訟に参加する他の国には、イタリア、スペイン、ポルトガル、スロベニア、キプロスも含まれる。先週、デンマーク、アイスランド、ノルウェー、ブルガリアはオックスフォード大学が開発したワクチンの使用を中止した。

さらに、エストニア、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルクはいずれもアストラゼネカ製製剤の特定バッチの使用を一時停止しており、オーストリアも３月初旬にワクチンの使用を一時停止した。

アストラゼネカのウェブサイトによると、欧州連合と英国でワクチン接種を受けた1700万人以上のうち、血栓の報告が37件あるという。

同社と世界保健機関はまた、ワクチンが血栓を引き起こす証拠はないと述べている。

WHO関係者は月曜日、新型コロナウイルスワクチンに関連した死亡例は記録されていないと繰り返した。

WHOのトップ科学者のソウミャ・スワミナサン氏は月曜日、「人々にパニックを起こしてほしくない」と述べた。同氏は、一部の国で報告されている血栓と新型コロナウイルス感染症予防接種との間に関連性は証明されていないと述べた。

アストラゼネカの広報担当者はCBSニュースに対し、「当社の1,000万件を超える記録の安全性データを分析したところ、特定の年齢層、性別、集団、または特定の国において、肺塞栓症や深部静脈血栓症のリスクが増加しているという証拠は示されていない」と語った。

「実際、ワクチン接種者で観察されたこの種の事象の数は、一般集団で予想される数よりも大幅に少ない」と同氏は述べた。

ワクチンを広く使用してきた英国は依然としてワクチンを支持している。

英国の医薬品規制当局は月曜日、英国全土で数週間にわたって広く使用されているワクチンに対する新たな支援を発表した。

「我々は報告書を注意深く検討しているが、（アストラゼネカの）投与量の多さと血栓が自然に発生する頻度を考慮すると、入手可能な証拠はワクチンが原因であることを示唆するものではない」と同部門責任者のフィル・ブライアン博士は述べた。 CBSニュースによると、英国医薬品・ヘルスケア製品規制庁（MHRA）はワクチンの安全性を評価した。

EMAは月曜日に声明を発表し、オックスフォード・アストラゼネカ製ワクチンについて結論を出し、「講じる必要があるさらなる措置」を発表するために木曜日に会合すると述べたが、各国はワクチンの展開を継続すべきであると繰り返した。

この停止は、オックスフォード・アストラゼネカ製ワクチンの欧州全土での困難な展開をさらに悪化させた。ドイツやフランスを含むいくつかの国は当初、65歳以上の人々への使用を承認することを拒否したが、その理由は、開発者が大規模臨床試験にその年齢層の人々を多く登録しておらず、その潜在的な有効性に関するデータが不足していたためである。

アストラゼネカの新型コロナウイルス感染症ワクチンは70カ国以上で使用されているとCBSニュースが報じた。オーストラリアのポール・ケリー首席医務官は火曜日、議会で同国がワクチンの普及を継続すると述べ、一方タイのチャンオチャ首相はバンコクでワクチン接種を受けた際に自国のワクチン接種推進を開始した。タイは、血栓発生の報告が浮上したことを受け、オックスフォード・アストラゼネカ製ワクチンの使用計画を一時停止していた。

一方、米国国立衛生研究所所長フランシス・コリンズ博士はロイターの独占インタビューで、米国食品医薬品局が１カ月以内にオックスフォード・アストラゼネカ製ワクチンの緊急認可を与える可能性があると語った。

他のコロナウイルス関連ニュースの中で、フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグ氏は、ソーシャルメディア会社が新型コロナウイルスワクチン接種について「信頼できる情報」と判断したものにはラベルを付けると述べた。

ザッカーバーグ氏はブログ投稿で、同社はワクチンに関する投稿にラベルを追加する予定で、その投稿には世界保健機関（WHO）からの「信頼できる情報」が含まれると述べた。

ザッカーバーグ氏は「新型コロナウイルスワクチンの安全性について議論する投稿には、新型コロナウイルスワクチンが承認される前に安全性と有効性の検査を受けていることを示すラベルを追加する」と述べた。

フェイスブックは、ワクチンに関する誤った情報と一部の人が呼ぶものに対して行動を怠ったとして一部から批判されている。

同社はまた、ワクチン接種方法に関する情報をユーザーに提供する予定だと述べた。

一方、イタリアは英国型ウイルスへの懸念から、国土の4分の3に新たな制限を再課している。

ノルウェー当局は月曜日、首都オスロがウイルスの蔓延を阻止するため、すべての中学校と高校を4月初旬まで閉鎖すると発表した。

米国ではここ数週間で感染者数が減少しており、米国の感染症専門家のトップは日曜、数百万人の米国人がコロナウイルスのワクチン接種を受けており、国は「正しい方向」に向かっていると述べた。しかし、アンソニー・ファウチ博士は、米国の感染者数が高止まりしているという事実を依然として懸念していると述べた。

ファウチ氏はNBCテレビの番組「ミート・ザ・プレス」で、「1日当たりの新規感染者数が6万人程度の水準で頭打ちになると、再び急増するリスクが常にある」と警告した。

新型コロナウイルス感染症のデータを毎日更新している研究機関、ジョンズ・ホプキンス大学コロナウイルス・リソース・センターによると、米国はコロナウイルスによって引き起こされる病気である新型コロナウイルス感染症の感染者数が最も多い地域として引き続きトップに位置している。

世界の少なくとも1億2,000万人の新型コロナウイルス感染者数のうち2,940万人がこの国に属し、次いでブラジルが1,150万人、インドが1,140万人となっている。

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