福井県鯖江市の林道で「グレーチング」73枚盗まれる 市が被害届、車脱輪しバンパー破損も
福井県鯖江市東部の林道で排水溝を覆う格子状の金属ふた「グレーチング」の盗難が相次ぎ、3路線14カ所で計73枚の被害に上っていることが5月24日までに分かった。市が確認した被害額は10万7250円。既に県警鯖江署に被害を届け出ている。
市によると、盗難現場は河和田、北中山両地区の林道。荒谷線(上河内町)の2カ所で7枚、椿坂西谷線(西袋町、金谷町)の4カ所で26枚、上戸口線(上戸口町)の8カ所で40枚が盗まれた。
2月下旬に荒谷線で市民から通行できないと市に連絡があり、同月中のパトロールで盗難が順次確認された。鋼鉄製で1枚の大きさは幅37~60センチ、長さは主に50センチと1メートル。
通行した車が脱輪しバンパーを破損する被害もあったという。市は復旧作業で新たにグレーチングを取り付け、連結やボルトでの固定といった対策を取った。復旧費用は約250万円。市土木課の担当者は「盗難は迷惑で許されない。本来必要のない費用もかかってしまう」と話している。
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